永田塾では、先生や塾に依存するのではなく「自らの力で学ぶ」方法を学びます

「思考力を育てる」というと難しく考えがちですが、簡単な算数の問題で思考錯誤をするところから始めます

考える力とは?

これからの時代には「考える力」が必須であると言われています。ではこの「考える力」とは何でしょう?どうやったら思考力を鍛えることができるんでしょうか?

「考える」と一言でいっても色々な「考えの種類」があります。例えば、昔のことを思い出したり、空想したりするのも「考える」の一つです。

「悩む」のも考えるうちのひとつ?

さて、牛丼屋とハンバーガー屋が並んでいたとします。あなたなら、どちらへ行きますか?何か特別な理由がないかぎり、どちらを選んでも差はありません。どちらを選ぶかは好みです。

ここで、どちらを選ぶか「何時間もひたすら悩んだ」とします。これは「考える力」なのでしょうか?これも「考える」という行動のひとつですが、あまり生産性はなく「ただ迷っているだけ」ともいえます。

考える力とは「正しく考える」ということ

数学の問題を解くには「正しい判断」が必要です。しかし「考えること」が苦手な人の多くは、「正しいかどうか」の判断ができません。正しく判断できないので、「悩む」になってしまっています。生徒さんに数学を解いてもらった時、「考えている」ように見えて「迷っている」「悩んでいる」だけのことがよくあります。

数学では、「迷っている」だけでは正しい答えは出せません。色々試してみて「正しいかどうか」を自分で判断し、少しずつでいいので前に進んでいく必要があります。これが算数・数学においての「正しく考える」ということになります。

正しい考え方を覚える?

「正しく考える」と言っても、慣れていない人には難しく、何から手を付けたらいいかわかりません。では「正しい考え方」を教えて、ひたすら繰り返して覚えてもらうのがいいのでしょうか?

確かに「考え方」を覚えていけば、その問題が解けるようになります。一見すると、思考力がついたように見えますが、自分自身では「考えていない」ので、未知の問題に出会った時には対処できません。そういう訓練をしていないからです。

考え方を覚えるのは難しい

実は「考え方を覚える」というのは簡単なことではありません。例えば、授業で一度説明されただけで理解したり、覚えたりすることはなかなかできません。参考書を読んだとしても、そこに何が書いてあるか、何を意図して書かれたかを理解するのに時間がかかります。一度理解したとしても、よほどインパクトのある内容でない限り忘れてしまいます。書いてあることを正確に理解し、さらに繰り返し練習することで初めて身につきます。

そして、苦労して覚えたとしても、「未知の問題」に対処する能力は育ちません。

解説の意図が読み取れない

塾の生徒さん達を指導していて、意外な事実がわかりました。解き方が詳しく書いてあるテキストと、ほとんど解説が書いていない問題集ではどちらが質問が多いか。解説が書いてないテキストの方が、質問が多くなると考えがちですが、実際に指導してみると、解説が載っていない問題集の方が質問が少ないのです。

質問の箇所を見てみると、解説の多いテキストの方は「解説の計算の手順のここがわからない」というような質問ばかりでした。自分の頭を使って考えたものではないので、解説の意図がうまく読み取れないのです。

試行錯誤をしながら解く練習が大切

解き方が載っていない問題集は、自力で解くしかないので、試行錯誤をしながら、自分で考えて解いていきます。自分で作り上げた解法なので、そこに「わからない箇所」は存在しません。

ただし、これには条件があって、適切なレベルの問題を与える必要があります。簡単な問題でも、自力で解くとなると難易度が何倍にも上がるため、「少し考えればわかる」という簡単なものから取り組んでいきます。

地道なトレーニングを続けていくことで、思考力が育ち、難易度の高い問題でも自力で解けるようになっていきます。

じっくり解く方が効率的

意外に思うかもしれませんが、しっかりと考えながら解いていった方が、学習時間が短くなる傾向があります。じっくりと時間をかけて解いていくと、一度解いた問題は忘れません。問題集を何周もする必要がなく、一回解くだけで問題を覚えてしまいます。

そして思考力がついてくるので、問題を解くスピードはどんどん上がっていきます。解説を読みながら、悩みながら解く必要がなく、見ただけで解法が思い浮かぶようになります。結果的に学習時間が短くなり、さらに成績も上限なくどんどん上がっていきます。思考力を育てずに問題の解き方だけを詰め込んでいくと、対応できなくなっていつか破綻します。

永田塾での取り組み

試行錯誤をしながら解く経験が少ない生徒さんがほとんどなので、永田塾では「簡単な問題」から取り組んでもらっています。最初はほとんど「考えること」ができなかった生徒さんたちも、1~2週間程度で変化が現れはじめます。

中1の最初に習う「一次方程式」が最初に取り組む題材として適しています。少し余裕が出来たら、中学受験用の算数のテキストをやってもらっています。

独学力が身に着くので高校に入ってから伸びる

しっかりと思考力を身につけていくと、勉強すればするほど成績が伸びていきます。永田塾の生徒は、高校受験時にもかなり学力が上がっていきますが、高校に入ってからクラス1~2番をキープすることが多いです。

「ここの塾で勉強のやり方を教えてもらったから大学に合格できた」と言われたこともありました。

ただし、難関大学への合格に必要なレベルの思考力を身につけるのには数年かかるため、早めの受講をおすすめします。

知識として覚えたものはいずれ忘れてしまいますが、身につけた思考力は一生使えます

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