冠詞を苦手とする日本人は多いと思います。わざわざ「a」と「the」を使い分けるのを面倒だと感じたことありませんか?

彼らは単にルールに従って「a」と「the」の使い分けをしているわけではありません。もしそうだったら、長い英語の歴史の中で消えてしまいます。彼らは「便利だから」使っているのです。

「a」を「ある」と訳すだけ

冠詞の訳し分けの方法は簡単です。

a → ある(ひとつの)

the → その

と訳し分けるだけです。

例えば以下の二つの文、冠詞を訳し分けると思い浮かぶイメージが全然違います。

There is a cup on the table.
あるカップが、そのテーブルの上にある。

There is the cup on a table.
そのカップが、あるテーブルの上にある。

後者は、目の前のテーブルではなくどこかのテーブルというニュアンスが出てきます。

日本語に訳すとどちらも「テーブルの上にカップがある」となります。

リアルに表現することで脳への負荷を減らす

日本語はできるだけ情報量を減らして抽象化、脳への負荷を減らそうとしますが、「できるだけリアルに描写する」のが英語の特長です。

だから、「できるだけ情報を減らしたい」と考えている日本人にとって、何度も何度も出てくる冠詞は邪魔な存在に思えてしまうのです。

一方の英語では「できるだけリアルに描写する」ために冠詞を多用します。

冠詞の使い分け方法

冠詞の使い分け方法も簡単です。この場合は「the」を使う、この場合は「a」を使う、ではなく「自分がどのように表現したいか」で使い分けをします。

「in the park」のように反射的に「the」を使ってしまいがちですが、今まで話題に出てきた公園と違う公園であることを強調したいなら「in a park」と表現すべき、となります。

冠詞は受けで使うものではなく攻めで使うもの、明確な意思が込められていると考えましょう。

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