社会人の方からの問い合わせ。 数学、物理の勉強をしたいとのこと。 「東大出身の人に物理を教えてもらったけど全然わからなかった」そうです。 それはそうです。物理は「教えてもらってできるようになる教科」ではありません。 独力で、自分の力で物理世界を構築していかなければいけないのです。
それには「試行錯誤をする力」「独力で学問に取り組む力」が必要になります。当塾では、この二つに焦点を置いて指導しており、カリキュラムもほぼ完成しています。 ゼロからはじめた場合、大学受験物理をマスターするまで数年かかります。
教えてもらって「わかった!」となっても身につかないのが物理です。
時間(期間)短縮できないかと考えたこともありましたが難しいようです。短期で終わらせようとして勉強時間を増やすと記憶に頼ってしまい、「思考力を養う時間」が減っていく傾向があります。勉強時間を確保することはとても大切なことなのですが、勉強をしていない時間、ぼーっとしている時間も大切で、この間に色々なアイデアが浮かんだり、新しい発想が生み出されたりします。
「斬新な指導方法ですね」とおっしゃっていましたが、私の指導方針が斬新ということではなく、物理を専門的に学んでいる人にとっては当たり前の学習方法です。この方法以外で物理を学んで成功できる可能性はかなり低く、特別な才能が必要になってきます。