「プログラミングは一方的に教えてはいけない、子供たちは自分で面白さを見つけ出す」http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/032801634/

少し古い記事ですが、これだと思ったのでリンクを貼っておきます。北本ロボプロ教室でも採用している「スクラッチ」の開発者の言葉です。

 

北本ロボプロ教室を開く事を決めてから、子供たちにどうやって教えたらいいか悩みました。大手のロボット教室の教材、カリキュラムはとても優れたものです。どうやって対抗したらいいか、、、、

悩んだ末、大手の教室を真似るのではなく、すべて逆のことをやることにしました。

まずは月謝制の廃止。正直なところ、ごく普通の小学生に本格的なプログラミングを教える意義は見出せません。プログラミングの習得には気が遠くなるような時間が必要で、月に2回、合計3~4時間のレッスンで習得できることはかなり限られています。高額な授業料を払っていただくには気が引けます。

ならば逆転の発想で、できるだけ多くの子供たちに、ロボットやプログラミングについて体験してもらうように、1回ごとに授業料をいただくことにしました。入会金もいただいていません。

結果、2~3回通うだけの生徒さんが大多数になってしまい、あまり利益になっていませんが、たくさんの人に、気軽に体験してもらうことができてよかったのではないかと思います。

ここからが本題ですが、大手のロボット教室は超一流の先生が考えたカリキュラムに沿って、全国一斉に授業が行われています。教材も内容も素晴らしく、ロボット専門の講師でなくても、一般の塾講師でも教えられる内容になっています。

これに対抗するには、、、、やはり逆転の発想です。

カリキュラムを一切排除。子供たちが教室にやってきたら、「今日は何をする?」とこちらから質問をします。受け身の授業に慣れ切っている生徒さんはすぐに答えられないので、こちらから提案はしますが、基本的に自由にやりたいことをやってもらいます。

「今日は××ロボ作ってみる?」「ビスケットやってみる?」「タイピングの練習やってみる?」という感じです。

タイピング指導をしたときは、教材を揃えていなかったので、インターネットでタイピング練習サイトを探すところから始めました。

「やりたいことを自分で決めて、必要なツールを自分で集める」というのがこれからの教育で必要なことです。「与えられたテキストに沿って学習すれば必要なことを一通り学べる」というのはインターネットが台頭するより前、つまり20年以上前の発想です。

学校や塾では、未だに古いシステムに捕らわれた教育がなされています。価値観が多様化し、目まぐるしく状況が変わる現代では通用しません。急速なグローバル化にも対応できません。

一時期、アクティブラーニングという言葉が流行しましたが、私にはあまりいい印象はありません。グループディスカッション、ディベート、グループワーク、、、、何か決定的なものが欠けている気がします。アクティブラーニングは、強制された時点でアクティブラーニングではなくなってしまいます。

北本ロボット教室は、やりたいと思った子が、やりたい時に来て、やりたいことをやって、やりたいことを覚えていく、そんな教室にしていきたいと思います。

今の子供たちに最も必要なものは「やりたいものを自分で見つける能力」「やりたいことを自分の発想で解決する能力」です。

先生は、教えるのではなくお手伝いをするだけ、それが理想です。

 

北本ロボプロ教室

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