共通テストの読解問題は永田式英語で

大学入学共通テストは英文の読み取り問題のみ

2020年度(2021年1月)から共通テストが始まります。英語は発音、アクセント、文法問題がなくなり、簡単な英文の読み取り問題のみとなりました。

平成30年に試行調査が行われ、その時の問題が公表されています。(リンク先の大学入試センターのサイトからダウンロードできます。)

https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30.html

英語そのものは簡単ですが、かなりの量があるので「直読直解」をマスターしていないと最後まで辿り着けません。大半の受験生は、全部読まずに飛ばし読みしたり、関係あるところだけ読んで解くことになりそうです。

直読直解で速く正確な読解を

きっちり読んで内容を把握しないと正解が得られませんので、他の受験生と差をつけるには「速く正確に読む」必要があります。英文の量はかなり多いですが、永田式英語で直読直解法をマスターしておけば8割程度は読めます。英文そのものは簡単なので、読んだ箇所は確実に正解できるようになります。

さらに速読の練習をしておけば時間内(80分)に最後まで読むことも可能です。

センター試験の場合、文法問題がかなりの割合を占めていたため、直読直解法をマスターしただけでは8~9割の得点は難しかったですが、共通テストなら1週間~2カ月程度対策しただけで8割以上得点できそうです。

これまで文法問題対策に使っていた時間は、リスニング対策に使うことになりそうです。リスニング対策にも「永田式英語の直読直解法」は有効です。

まずは基本単語を覚える

共通テストには難しい英単語はほとんど出てきませんが、時間内に確実に読むためには基本単語を確実に覚えておく必要があります。当塾では英単語の覚え方の研究に力を入れており、英語が苦手な人でも1カ月程度で覚えられるようにしています。

「要点だけつまんで読む」ではダメ

これだけの長さの長文を読む場合、「要点だけ探して読む」という方法はかえって時間がかかります。設問を先に読むのもNGです。

限られたワーキングメモリを最大限に活用するためには、頭の中を真っ新にした状態で余計なことを考えず、本文を最初から(本文の前の説明から)最後まで一気に読み切ります。

こうすることで、英文の内容を確実に把握することができ、設問を解く時も迷わず解くことができます。結果的に、解答時間を大幅に削減することができます。

本文を読むより先に設問に目を通してはいけません。ワーキングメモリに負荷がかかり、読解に支障が出ます。 国語の読解問題を解く時と同じ要領です。

高校入試も長文読解重視

埼玉県や東京都の公立高校も長文読解が多く出題されています。短時間で長い英文を読まなければいけないため、「永田式英語」をやっておくと圧倒的に有利になります。

ただし、記述式の問題で英語で答える箇所があり、8~9割以上の高得点を狙うなら文法を確実に押さえておく必要があります。

公立高校対策の場合、英単語に3~4週間、長文を読む練習に数時間、文法の習得に2~3か月が必要となります。普段の学習で文法・単語が身についているなら数時間のトレーニングをするだけで高得点が狙えます。

英単語がなかなか覚えられないのは理由がある!

前回のまとめ

効率よく確実に英単語を覚えられる英単語の覚え方

  • 頭の中にはメモ帳とノートがある
  • メモ帳は「その日の活動に必要な記憶」→ここに覚えさせても翌日にはすべて忘れる
  • ノートは「人生に必要なことを記録する場所」→ここに記録すると忘れない
  • ノートに記録されてはじめて「単語を覚えた」と言える
  • 単語を覚えなさいと言われると、ほとんどの人がメモ帳に覚えさせて終わり
  • 「メモ帳に覚えさせて忘れる」の繰り返しは非効率
  • メモ帳に覚えさせる条件は「集中力」
  • ノートに記録させる条件は「反復回数」
  • 単語を覚える速度【メモ帳】は1時間あたり20~50個程度。個人差がある。
  • 反復回数に依存する→記憶力に個人差がない(回数をこなせば誰でも覚えられる)
  • 単語を覚える速度【ノート】は1時間あたり10個。
  • 1時間に10個→1日3時間×30日だと900個。短期間で大量の単語を覚えることが可能。
  • 見る、聞く、読む、書くをバランスよく!

今回の記事では、英単語がなかなか覚えられない理由をリストアップしてみました。

1)悩みながら覚えている

負けず嫌いな生徒さん、理系の生徒さんによくあるパターンですが、意味を思い出すまで悩む癖がついている人はなかなか英単語が覚えられません。 英単語を見たときに、すぐに意味が出てくるようにトレーニングします。

英単語を見て悩む癖がついていると、「悩む」回路が強化されてしまいます。単語を繰り返す回数よりも悩む回数の方が多くなるためです。思い出そうと悩んだ挙句、意味が出てきません。長文を読んでいるときにも「これなんだっけ回路」が発動してしまい、長文がまともに読み進められません。

悩んでいると、悩んでいる時間が無駄になり効率が落ちます。脳にも負荷がかかるため、学習意欲も低下します。単語学習を続けるには、できるだけストレスを排除するのが成功率を上げるポイントになります。

数学は悩んで考えたほうが伸びますが、英単語は悩んではいけません。1秒以内に意味が出てくるようにトレーニングしましょう。

2)無理に意味を覚えようとしている

「1秒以内に意味が出てくるようにトレーニングする」と言ったばかりですが、意識的に意味(日本語)を覚えようとしてはいけません。

日本語の言葉を覚えるとき、「言葉は覚えたけど意味は覚えていない」という状態はかなり稀です。基本的には、言葉を覚えたら意味はあとからついてきます。意味を覚えることに集中するのではなく、言葉そのものを覚えることに集中します。

無理に日本語訳を覚えようとすると、 日本語だけ頭に残って肝心の英単語が頭に残らないという状態になります。自覚症状がないので本人は気づかず、「なかなか覚えられない」という感覚だけが残ります。単語帳の場所で覚えてしまう原因にもなります。

英単語を覚える時は意味を覚えようとしないで、英単語の「読み方」「スペル」をしっかりと覚えます。意味は後からついてきます。

3)音声教材を使っていない

英単語を覚えるということは、発音やスペルを覚えるということです。発音を覚えるためには耳からインプットするのが一番お手軽です。単語帳附属のCDを活用し、最低10回以上は聞きましょう。

余裕がある時は単語帳を見ながら聞きますが、食事をしながらとか、他の作業をしながでもかまいません。学習しやすいように、各自の生活スタイルに合わせます。通学・通勤時間を使うのが一番効率的です。

4)単語の音読をしていない

発音を覚えるためには、音声CDを聞くだけでは不十分です。知らない単語は脳がスルーしてしまいます。これを防ぐためにも、発音記号を確認しながら丁寧に音読をするようにします。音読は何度もやる必要はありません。

発音記号が読めないとうまく読めませんので、発音記号は覚えてください。一度に全部覚えようとすると大変なので、まずはアの音(4種類)を区別できるようにします。アの音だけだったらすぐに覚えられます。

人間の脳には、聞こえなかった音を補完する能力があります。コミュニケーションを取るうえで非常に便利なのですが、英語を習得する時には邪魔になります。耳だけに頼ると、間違った発音で覚えていることがよくあります。

音読した後だと、CDを聞いたときにしっかりと音が入るようになります。

5)メモ帳とノートを区別していない

ある単語を覚えたとして、その単語がメモ帳に覚えたものか、ノートに記録されたものかを区別しないと無駄な作業をすることになります。翌日まで覚えていたものは「ノートに記録されたもの」なので覚える必要はないし、「ノートに記録されていないもの」は徹底的にやる必要があります。

単語帳で英単語を覚える場合、単語帳は「ノートに記録されているかどうかのチェック」のみに使います。その日の単語学習の最初に単語帳を使ってチェックし、覚えていない単語を紙やノートにリストアップ(英語-日本語)してそこで暗記作業に入ります。ここでの暗記は、メモ帳に記録する作業になります。

単語帳はチェックのみに使うので、ほぼ新品同様のまま1冊分の英単語を覚えきることができます。手垢がつくこともありません。

リストアップした単語は、日本語を見て英単語が正確に書けるようにトレーニングをします。スペルを正確に覚えることが目的ではなく、「意味を覚えようとしてしまう」ということから意識を逸らす目的もあります。

チェックしてスペルが正確に書けなかった英単語を10回ずつ書くようにします。10回ずつ書いたらもう一度チェックの繰り返し。この時、「頭の中で日本語を繰り返しつつ、英単語をひたすら書く」ということをしないように注意しましょう。苦しいだけで英単語が頭に入りません。

6)単語帳を何周もする

メモ帳とノートの区別をしっかりやっていれば、単語帳を一周するだけで、ほぼ全部の単語を覚えられます。何周もしなければいけないということは、やり方がおかしかったと考えましょう。

実際、指導している生徒さんが「忘れているから復習する」と言って復習を始めることはよくありますが、実際にやってみるとほとんどの英単語を覚えているので皆驚きます。

どうしても復習がしたい場合は、数か月に1回、CDを1周聞く程度で十分です。

単語帳は新品同様のまま覚えきるのが理想です。単語帳を使って単語を覚えることはデメリットが多くあり、できるだけ短期間で終わらせる必要があります。

単語帳を終えたら、長文を読み込むなどして実際に使えるようにします。単語力が上がっているので長文を読むのはかなり楽になっているはずです。この時、知っている単語でも違和感を感じたらすぐに辞書を引くようにしてください。意味が違っていたり、似たような単語を勘違いしている覚えている可能性がかなりあります。

速読英単語なら長文の中で用法を確認できるのでお勧めです。塾では、キクタン(英単語の詰め込み)、EG3000・EG4500(例文暗唱専用の単語帳)、速読英単語(長文の中での実践)の3種類の単語帳を使っています。

↓前回記事

洋書(ペーパーバック)の読解指導【永田式英語】

夏休みの課題の洋書を攻略

去年に続き、今年も某進学校の生徒さんに洋書の読解指導を行いました。

こちらの高校は毎年夏休みに洋書を1冊宿題に出しているようですが、現実問題として、高1の夏休みに洋書1冊の読破はかなり無理があります。

しかしながら、永田式英語なら、短時間のトレーニングで直読直解が可能になるため、生徒さんが自力で読むことができるようになります。

永田式英語は、ネイティブの思考を忠実に再現するため、特に洋書の読解に威力を発揮します。

今回も、ほぼ自力で、電子辞書を引きながら、出てきた英単語は全て覚えつつ、10時間程度で読み終えました。

永田式英語とは

「直読直解」に関しては誤解も多く、「何年も英語の学習を行った熟練者が行う高度な読み方」と思われがちです。

しかし4年前、「20分~十数時間のトレーニングで直読直解への移行が可能である」ということを私(北本向学館塾長)が発見しました。

実際に、今回の生徒さんは20~30分くらいのトレーニングで直読直解法をマスターすることができました。

昨年の2年生の生徒さんも同じくらいの時間で直読直解法を習得しています。

あまりに簡単に習得できるので本人たちには実感がないことも多いです。

多読?精読?

英語を英語のまま読んでいくというと、読解の精度が劣ると考える人たちもいます。

実際、「多読三原則」という言葉があり、「辞書は引かず、わからないところは飛ばし、合わないと思ったら投げる」ということを推奨しているグループがあります。

語学能力(国語能力)の高い人ならこの方法でもうまくいく可能性がありますが、万人向けではありません。(意味のわからない言葉だらけの本は日本語でも読みたくありません!)

多読の対義語として「精読」が使われることがあります。こちらは文法解釈をしながら、丁寧に読み進めていくことになります。

精読よりも精度が高い「速読」が可能

永田式英語によって直読直解法を習得すると、多読と精読の区別をする必要がありません。

なぜなら、文法訳読をするより読解の精度を上げることができ、なおかつ多読にも劣らない高速な読みができるようになるからです。

直読直解法で正確な読みができる理由は下記の永田式英語公式サイトの記事を参考にしてください。

リアルな英語の世界を忠実に理解するためには、英語のまま読む以外に選択肢はありません。

英語が苦手な人でも習得は可能

永田式英語は、英語が苦手で文法力がほとんどゼロの状態の中学生の受験指導をするために開発された手法です。

したがって、今回のような超進学校の生徒だんだけでなく、幅広い学力層の生徒さんでも習得が可能です。

永田式英語の長文読解は、短時間で習得できるため、途中で挫折しにくいのが特徴です。

東京都や埼玉県の長文問題にも対応しています。

洋書選びは慎重に!

永田式英語の直読直解法が洋書に適していると言っても、ネイティブ向けの洋書は児童書であってもかなり難解です。

受験英語に使われる英単語と、ネイティブが日常的に使う英単語にはズレがあるのがその理由です。

今回、高1の生徒さんが読んでいたペーパーバックはこちら。

ガリバー旅行記の原書(著作権切れのため無料で読めます)は難しい表現が多いですが、こちらは英語学習者向けに簡単な英単語のみで書き直されたものなので、初めての洋書に適しています。

昨年の2年生が読んでいたのはこちら。

英語学習者向けではなく、児童書として書かれたものなので難易度は上がります。センター試験レベルの英単語を習得していれば(電子辞書を引きながら)スラスラ読めます。

ハリーポッターもおすすめです。児童書ですが対象年齢が高いため、高校終了以上の英語力が必要になります。ちょっと難しいですが、解説本や訳本を参考にすれば十分読めます。直読直解法で読むとハリーポッターの世界感をリアルに体験できます。

【将棋】二段になりました

北本向学館塾長の永田です。本日二段に昇段しました。昨年夏に初段になって以来、しばらくサボっていたのですが、ここ最近毎日練習した成果が出ました。

北本向学館では毎週日曜日午後2時から「ふれあい将棋教室(日本将棋連盟北本支部)」を開催しています。岩田薫五段(向学館数楽ゼミ館長)他数名の段位者で指導を行っています。

当将棋教室は、駒落での指導対局を行っており、実戦形式で磨かれるのでやる気のあるお子さんはどんどん強くなっていきます。初心者の方もパソコンを使ってルールを覚えるところから無理なく始められます。

指導料は1回1,000円(3時間)です。お得な回数券もあります。月謝制ではないのでお気軽にお越しください。

「人に何かを伝えたい」を意識しよう!読書感想文の書き方

文章が書けない理由

夏休みの読書感想文。苦手な方も多いと思います。私も文章が書くのが苦手だったので、読書感想文が一番嫌いな宿題でした。何を書いたらいいのかわからないので、毎回あらすじを適当に書いて提出していました。

私は子供の頃、人に何かを伝えたいと思ったことはありませんでした。手紙なんて書こうなんて微塵も考えたことありませんし、アンケートに答えるのも嫌で、日記なんて論外でした。

文章が書けない理由はズバリ「伝えたいものがないから」です。 表現力とかは大した問題ではありません。伝えたいことがあれば文章が下手でもとにかく書くことはできます。

そして、伝えたいという思いが強ければ文章もそれなりにうまくなっていきます。

まずは伝えたいことを決める

中学生、高校生で立派な主張がある人はそれほど多くないと思います。ですので、ここでは伝えたいことをフィクションでいいのでとにかく決めます。奇をてらったり格好つけようとしたりする必要はありません。当たり前のことを当たり前に書くだけで十分です。

今は伝えたいことがなくても、伝えたいことを決める練習をしておけば、いずれ本当に伝えたいことが見つかるようになります。

伝えたいことをどうやったら伝えられるのかを工夫する

例えば

  • 説得力のある体験談を書く
  • 余分なこと、関係ないことはは書かない(脱線しない)
  • わかりやすい言葉で書く(読者を想定し、読者に合わせて言葉を選ぶ)
  • どうしてそう思ったのかの理由を書く(納得できる理由がないと伝わらない)

など。本当に伝えたいと思うなら、ちゃんと伝わるように工夫するはずです。

本を読んで自分の中で何が変わったかを書く

読書感想文が、単なる感想文で終わってしまったら面白くありません。

良い本というのは人を変える力があります。あなたが選んだ本が素晴らしい本であるならば、それを読んだあなたは、あなたの中で何か「変化」があったはずです。その「変化」を読書感想文に書くようにします。

そうすれば、その読書感想文を読んだ人が、「この本には人を変える力がある」「自分も読んでみたい」と感じるはずです。感想だけの文よりはるかに価値のある読書感想文になります。

マインドマップを2枚作成する

「自分の中の変化を書く」と言われてもすぐに出てこないかもしれません。そこでまずは「著者の伝えたいこと」を決めます。

「著者の伝えたいことを決める」というとおかしな表現ですが、著者が本当にどう思っているのかは著者にしかわかりません。なので、本を読んだあなたが本のテーマ、著者の主張を決めます。あくまでも感想文なので、読んだ人が感じたままに決めてもかまわないのです。

これは、「伝えたいことを決める」ための練習にもなります。

本の内容を1枚の紙にまとめる

紙(A3くらいの大きい紙)を用意して、下の図のようにマインドマップを作成していきます。中央にテーマ、著者の伝えたいことを書き、それに関連したエピソードなどを本の中から拾い集めて書いていきます。

ここでのポイントは深く考えないこと。思いついたものをどんどん書いていきます。目次を参考にすると書きやすいと思います。

自分の「伝えたいこと」を中心にまとめる

先ほどのマインドマップを参考にして自分の「伝えたいこと」を決めます。「〇〇していきたい」という表現がわかりやすくて良いと思います。奇をてらう必要はなく、ありふれた内容でかまいません。

ここで決めた「伝いたいこと」を補強する体験談や、本を読んで感じたこと、考えたことを書いていきます。深く考えず、思いつくままにリストアップしていきます。

全体の流れに気を付けて読書感想文を書く

2枚のマインドマップが完成したら、あとは書くだけです。必要な部分を抜き出して読書感想文を書いていきます。

文章全体の流れを意識し、「〇〇という本を読んで、私はこう感じた、こう考えた、だから私はこのようにしていきたいです。」というようにまとめていきます。

最初に本の紹介をすることになりますが、ただ単にあらすじを書くのではなく、「伝えたいこと」を伝えるために必要な部分のみを抜き出して紹介します。余分なものを書いてしまうと何が伝えたいのかわからなくなってしまいます。

読書感想文が読解力の向上のきっかけに

読書感想文は面倒な宿題ですが、ちゃんと向き合って取り組めば読解力の向上につながります。

これまでは漫然と国語の読解問題の本文を読んでいたかもしれませんが、筆者が何を伝えたいかを意識して読めるようになれば設問にも答えやすくなります。

どうやったら「伝えたいこと」が伝えられるかを考えることで、著者の論理展開を理解する手助けにもなります。

北本向学館では、読書感想文指導も行っております。気軽にご相談ください。

算数・数学はとにかく図を書く!!

ある生徒さんの引き算指導

19-10の計算ができない生徒さんを指導しました。一桁の計算はできているけど、二桁の計算になるとうまくいかないようです。

できなり理由は簡単。計算方法を丸暗記しているから。最初は、記憶を頼りながら思いついた数字を書いているだけのようでした。

とりあえず✕をつけて様子見。

何度か答えを書き直したけれど、正解にはたどり着けません。そこで、今度は紙を渡して再挑戦させました。

今度は筆算で計算しましたが、やはり答えが合いません。筆算のやり方も丸暗記しようとしても、引き算そのものが理解できていないので無理があります。

ここでヒントを出します。「19から10を引くってどういうこと?絵にかいてみて」

すると、今度は星を19個書いて、そのうちの10個を丸で囲んでいました。今度は引き算のしくみを理解できたようです。

類題が10題ほどありましたが、全て正解でした。

図を書くことで脳のパワーを引き出せる

人間の脳はそれほど便利にできていません。ワーキングメモリの容量が小さく、簡単な文章題でもすぐに一杯になってしまいます。ワーキングメモリが一杯の状態では、脳はほとんど力を発揮することができません。

図を書くことで情報を整理し、ワーキングメモリへの負担を減らし、脳のパワーを100%使えるようになります。

図を書くことにより、問題文をしっかり読む癖がつきます。問題文から必要な情報を取り出せないと図はかけません。

図を書けるようにするには訓練が必要

難しい問題を解く時にいきなり図を書こうと思っても、普段図をかく訓練をやっていないとテスト本番では書けません。

例えば、一次関数のグラフは、トレーニングをしていないと1分以上かかってしまいますが、普段から練習していれば5~10秒くらいで、しかもより正確に書けるようになります。

グラフを書くのに1分以上かかってしまうと心理的な負担が大きく、無意識のうちにグラフをかくのを避けてしまいます。関数の問題はグラフさえかければ簡単に解ける問題も多いです。

難しい問題を解く場合はさらにグラフをかくことが重要になります。グラフを書かないと、ワーキングメモリの負荷が大きくなり、脳のパワーを引き出せなくなります。

グラフを速く正確にかけるようになるには数をこなすしかありません。いきなり難易度の高い問題で練習するのではなく、比例関数や一次関数の簡単なグラフを大量にかくことから始めます。

当塾では、問題集に出てきた関数はすべてグラフを書いてもらっています。慣れれば数秒で書けるようになるため、時間的なロスはありません。逆に、問題を解くスピードが上がるため学習時間は短縮されます。

小学校・中学校では図をかく練習をしない

とにかくたくさん図を書くことが、算数・数学を解く上で、思考力を養う上で大切になります。しかしながら、小学校や中学校では図を書くトレーニングはほとんどやりません。

中学生用の塾用のテキストを見ても、グラフや図が問題文の横に書いてあるケースがほとんどです。

小学校の算数では、教えられた通りの方法、考え方で解くことが優先されてしまうため、試行錯誤しながら図を書く機会を与えてくれません。

算数・数学が楽しく感じるのは試行錯誤をして答えを見つけるとき

今の算数・数学教育はどこか歪んでいます。学校の先生に教えられた通りの方法で答えを出すトレーニングばかりやっています。自分で解き方を考え出す練習はほとんど行われていません。

「考え方が大事」とはよく言われていますが「考え方の押しつけ」になっているケースも多くあります。先生の言われた通りの考え方で解いたとしても、それは子供たち自身の力で解いたことにはなりません。

子供たち自身が試行錯誤しながら、自分の力で、自分の考えで答えにたどり着いたとき、そこでようやく「勉強の楽しさ」を実感できるようになります。

図を書くことが試行錯誤の練習になる

「よく考えてみて」「いろいろ試してみて」と指導するだけではうまくいきません。どうやって考えたらいいのかわからないからです。試行錯誤の練習としては、図を書かせるのが一番の近道です。学年や学力は関係ありません。

当塾では、中学生・高校生にも中学受験用のテキストを使って図を書く練習をやってもらっています。現在の数学力に応じて、小学3年生から小学6年生のテキストを使用しています。

当塾はオープンして1年ほどしか経っていませんが、既にこの方法でかなりの成果が出ています。高校で文系選択をしてしまった生徒さんが、算数・数学をやり直して自信を取り戻しています。

【発音】LとRの違いは舌の形?

LとRでは、舌の形が違うと認識している人が多いと思いますが、本質はそこではありません。重要なのは喉です。

Lは喉の上の方で発音

意識的に舌を歯に押し付けようとすると、隙間が埋まってしまい、息が抜けなくて音が出なくなります。

喉の上の方で発音しようとすると、舌が自然と前に出てくるので、 舌の力を抜いて舌の先が歯の根元に軽く触れるようにして音を出します。

Rは喉の奥の方で発音

Rの発音も、無理に舌を丸めようとすると不自然な音になります。さらには、舌の形ばかりに意識が行ってしまいまともに発音できません。

喉の奥の方で発音しようとすると、舌が奥の方に引っ込んで自然な発音ができるようになります。

LとRの聞き分けは喉の違いに意識を持っていく

LとRの音の違いを舌の形で説明しようとするとかなり無理があります。

しかし、「Lは喉の上の方、Rは喉の奥の方」と覚えておけば簡単に聞き分けができます。

Lは喉の上の方から声を出すため、「乾いた音」に、Rは喉の奥の方から音を出すので「湿った深い音」なります。

æの発音も喉に注目

[æ]の発音は、「エ」の口をしながら「ア」の音を出すと習うことが多いと思います。発音記号を覚えるだけならこれでいいですが、この覚え方で発音しようとすると、口に力が入って変な音になります。

[æ]を発音する時は、喉の一番奥から「ア」の音を出すようにします。こうすることで、 [æ] の湿った音を簡単に出せるようになります。

cat、apple、angryなど発音してみてください。

静岡から永田式英語の研修に来ました

個人で英語塾を開いている先生から、永田式英語の指導法について教えてほしいという依頼がありました。遠方からであまり時間がとれませんでしたが、英単語の覚え方を中心にデモンストレーションさせていただきました。

英単語の覚え方は、理屈がわかっているとそれほど難しくないのですが、手順を覚えようとするとなかなか大変で、手順が少し違うだけで効率がかなり悪くなります。

今回手伝ってもらった中学2年生の生徒さんは、英語の成績はかなり悪いですが、単語の覚え方の習得が早く、10日くらいで中学3年分の英単語が覚えられそうです。

単語の習得があまりにも早いので、直読直解法の練習もやってもらいましたが、こちらは苦戦しました。学校での英語の成績がクラス最下位付近の生徒さんなので、さすがに1時間では無理でした。教科書を使ってもう少し時間をかけて練習していきます。

竈&羽釜ごはんの炊き方

学童キャンプ用にごはんの炊き方をまとめました。羽釜3個で15kgのお米(100合=10升)を炊くことを想定しています。(1釜あたり5kg、33.3合。)

33.3合のお米を炊こうとすると、32cmの羽釜が必要にななります。釜の内側の直径が31~32cm以上あればOKです。

お米と水の準備

まずはお米と水の準備。キャンプ場で大量のお米を洗うのは避けたいので無洗米を使います。

無洗米1合(150g)に対し、水200mlとして計算します。(炊飯器は米1合に対して水180mlが標準です。)

蓋が密閉していないと水が蒸発して減るので、蓋の状態をよく確認してから水の量を決めます。 蓋の隙間が大きい場合は水を多めに入れます。

水が多いと軟らかいごはんになりますが、芯があるよりマシです。

例年は米5kgに対して水7Lで炊いています。

無洗米5kg = 33.33合 ⇒ 200ml×33.33 +300ml ≒ 7L

火おこし~炊飯開始

火を起こしてから弱火で待機します。準備ができたら、お米の入った釜をセットし、薪を入れます。薪を入れすぎると後で大変なので、入れすぎないようにします。

ゆっくりと火力を上げていけば、事前に吸水させておく必要はありません。薪に火が燃え移るまでの間で吸水します。

火を起こすのに慣れている人ならば、羽釜をセットしてから火つけると丁度いい火力、時間になります。

沸騰~蒸らし

火力が上がってしばらく経つと沸騰開始します。沸騰が始まったかどうかは、棒で蓋を押さえて振動を確認します。羽釜が小さいと吹きこぼれてきますが、羽釜のサイズが大きいとあまり吹きこぼれてきません。

沸騰が始まったら火力を下げて弱火にします。薪の投入量が適切なら、最初に入れた薪が燃え尽きて自動的に火力が下がります。

ここで火力が強すぎると芯が残ったり、ごはんが焦げます。火が強すぎる場合は薪を外に出して火力を調整します。

5~7分程度で沸騰が終わるので、沸騰が終わったら火を止めます。と言っても火は消せないので、薪をかまどから出します。

蓋を閉めたまま10~15分蒸らしたらできあがり。蒸らし時間が足りないと芯が残ることがありますが、釜が大きいので盛り付けている間に芯は消えます。 釜のサイズが小さい場合は蒸らし時間を多めにとったほうが無難で す。

通常、しゃもじでごはんの上下をひっくり返し水分を飛ばしますが、釜が大きすぎて無理なので省略します。

慣れるまでは蓋を開けて中の状態を確認

基本的には炊飯中に蓋を開けてはいけませんが、沸騰しているかどうかわからなかったら蓋を開けて確認してください。 失敗するよりはマシです。

標準で40分、早炊きで30分くらい、緊急時は25分で炊きあがります。

自宅でも練習できる

普通の鍋を使ってごはんを炊く練習ができます。透明な蓋の鍋を使えば中の様子を確認しながら炊けます。

大釜を使っての炊飯は失敗すると大変なので、事前に練習しておくことをおすすめします。

URC2019ロボット競技会に出場しました

今年もURCロボット競技会に出場しました。去年に続き予選大会レギュラー部門4位。運が良ければ決勝大会に出られるかと思ったのですが、そんなに甘くはありませんでした。

輪ゴムで的を倒すという簡単な競技でしたが、優勝チーム、準優勝チームは輪ゴム1本で的を2個倒すという離れ業を披露し、レベルの高さを見せつけました。

うちのチームも輪ゴム1本で2個倒すことを検討していましたが、命中率が下がることを懸念し断念。実際、優勝、準優勝したチームも練習ではうまくいっておらず、成功したのは本番のみでした。もしこの2チームが本番で失敗していたら、うちのチームが全国大会に出場していた可能性があります。

この手の競技は、あらゆる可能性を考え、諦めずに最後まで取り組めるかどうかで勝負が決まります。素晴らしいアイデアが浮かんだとしても、そこで満足したら負るし、実現するのが無理だと思って考えるのを止めても負けます。

輪ゴム5本で5個の的を正確に、素早く倒せるようなロボットを作ったまでは良かったのですが、そこで満足してしまったのが敗因です。

やる気のなかった昨年の大会からはかなり成長しましたが、来年はもっと粘り強く取り組んでいけるようになったらと思います。